サウンドトラックCDには収録できなかった
作曲者インタビュー(ライナーノーツ)一挙30曲分を公開!
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最後には
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01 遥かなるフロンティア
(タイトル)
フライハイトクラウディアシリーズを踏襲した曲、というオーダーが当初からありましたので、静かな曲に仕上げています。
いろいろ手直ししているうちに、短くなるはずの曲が長くなってしまいました(笑)。
ピアノアレンジ楽譜もありますので、演奏してみたい方は
コチラからどうぞ。
02 Welcome the newcomer!
(オープニング)
フライハイトクラウディア4の「英雄集結」のような、元は特別なイベント曲として作曲したんですが、できあがった曲を聴いた企画の強い意見でキャラメイク曲になりました。
「戦いの果てに」(CD未収録)、「廻る世界」にもメロディーを使用しているので、探してみてください。
03 大いなるバルディアの空へ
(バルディア空域)
実はフライハイトフロンティアのBGM100曲のうち、一番最初に生まれたのがこの曲なんですよ。
フライハイトフロンティア配信開始前にWebで公開したうちの1曲です。
シリーズを継承するゲームとしてフライハイトクラウディアを意識して作りましたが、より軽やかな空の冒険をイメージしています。
05 大空を舞え
(バルディア空域 戦闘)
バトルの熱さが欲しかったので、狂ったように弾いたピアノソロを後半に入れてもらえるよう、作曲の山下にリクエストしました。このために、ピアノ音色の高域をサンプリングして使用しています。
山下はピアニストですので、真骨頂、といったところでしょうか(笑)
06 Strikers
(バルディア地上 戦闘)
バトル系BGMの中では一番最初に作った曲。7~8割程度の”熱さ”を意識しています。フィールドバトルは何度も行うので、ちょうど良い”熱さ”を心がけました。
ドラムやブラス、ストリングスのアタック音色はサンプリングして使用しています。
07 栄冠
(戦闘勝利)
フライハイトシリーズ初のバトル勝利曲です。クラウディアシリーズにはバトル勝利曲ってなかったんです。
レベルアップ時など、バトル後に表示されるステータス画面のことを考え、ファンファーレは最初だけで、以降はループするように作成しました。
08 街の賑わい
(街)
クラウディアシリーズでは固定された汎用的な街のBGMはなかったので、フライハイトフロンティアだけをイメージして比較的自由に作った曲です。いろんな街で聴くことができるおなじみの曲です。
09 カイゼルシュルト 偉大な盟主
(カイゼルシュルト城)
クラウディアシリーズの最初から使われているBGMです。カイゼルシュルト城と言えばこの曲ですので、フライハイトフロンティアでも使用しました。
端末性能の向上に合わせて曲を長くしたり、楽器数を増やしたりして編曲しました。
10 魔法国家 セントミラ
(セントミラ城)
企画から”魔法・高貴・中世”というオーダーがあり、それまでのクラウディアシリーズとは一風変わって、バロック調を意識して作曲しました。
ヴァイオリンの音色にこだわって作った曲です。
11 商いの街 ガザイ
(ガザイ 街)
にぎやかで活気のある市場のイメージで作曲しました。
私の中では、ガザイではおじさん(?)達が、ギター片手に陽気に路上ライブをしているイメージです(笑)
山下がガザイのマップのドット絵をプリントアウトして、張り付けて作曲していたのを思い出します(笑)
12 古都 トリネピア
(トリネピア 街)
古都の王城&砂漠の街なので、他の街とは違う民族色を出しました。
砂漠の街といえばアラビア風を連想しますが、それだけではなくアイリッシュ等も混ぜて多国籍な雰囲気で仕上げています。
13 凍てつく山
(グランドランサー)
元々はティディル用に作ったんですが、企画の機転でグランドランサーに使われることに。
キャッチーなメロディで、ユーザーにもご好評をいただいたことが印象に残っています。
実はフライハイトアレスティア(スマートフォン限定)のストーリー内でも使用しているんですよ。聴き逃していたら回想機能で聴いてみてくださいね。
14 退かざる勇気
(イベント戦闘)
当初、颯爽(さっそう)としたバトルBGMとして作曲したのですが、実際にはイベントでのドラマチックな戦闘シーンで使われることになりました。
制作途中にオーケストラっぽいバージョンも作成したんですが、こちらはボツになり日の目を見ませんでした。
15 カース・カオティクス
(ボス戦闘1)
序盤のボス戦用の1曲です。曲のイメージは”最初の壁”
苦戦しながらも乗り越えられる、希望が見える曲がいいと考えていましたね。かっこいい、勇ましい曲になるよう心がけました。
16 テッド・キリアス
(イベント戦闘)
元々はイベント演出用の曲で、戦闘曲ではなかったんです。最初は”佳境”という名前がついてました。
レイナスたちが助太刀に入るようなイベントバトルをイメージしていたんですが、ファズムロッジと戦うテッドのイメージとマッチするということで、彼の名前がつけられた曲になりました。
17 緊迫
(イベント)
クエストやイベントで、最も使われた曲かもしれません。
謎が解けていったり、トラブルが起こったりと、緊張が走るシーンが多かったので、この曲は大活躍でした。
あまりにも使う機会が多かったので、リリース後、緊張を表現する曲(「危機に臨む」「気をつけろ!」いずれもCD未収録)を追加することになりました(笑)
18 ほのぼの
(イベント)
クエスト「ニアを探して」用に、”ほっこり”、”にんまり”とのイメージで作ってほしいとのことで、ハントとヴァイスの掛け合いシーン向けに作曲しました。
シリアスなシーンが多いゲームですが、この曲を聴いたみなさんに”ほっこり”、”にんまり”していただけたなら幸いです。
19 幼き少女 -母を求めて
(イベント)
リサの主題曲としてオルゴール曲を、との指定で作曲しました。リサとニアが交信するシーンで流れる曲ですね。
エンディング直前のイベント用に作った「ニア ‐再会の日」(CD未収録)は、この曲の豪華版にあたります。
20 新たなる空
(アルメディッカ空域)
この曲が流れるあたり(アルメディッカ空域)から、ストーリーがシリアスに展開していきます。
そのため、見知らぬ新世界、さぁ、いくぞ!というイメージと同時に、国家を巻き込む戦乱に発展していく、不安や過酷さを感じる曲になるよう意識しました。
21 ハイ・プレッシャー
(アルメディッカ空域 戦闘)
フライハイトシリーズらしい”ゲームフュージョン”ぽい戦闘曲を、トランス風にアレンジする発想で作曲しました。この辺から音楽もフロンティアらしさを追求するようになりましたね。
フライハイトフロンティアのBGMの中でも好評をいただく曲になったのは、うれしい限りです。
22 運命に抗いし闘士
(トラントリア 街)
最初に企画からきたのは「レジスタンス」、「ちょっと悲しい」、というキーワードを意識して作曲してほしいというオーダーで、哀愁漂うピアノ音色をサンプリングして使用しています。
当初は悲しいイメージだったトラントリアは、すっかり勇ましい戦士の国に様変わりしましたけど(笑)
23 神秘の魔都
(ヴァルアロス 街)
セントミラと同じ魔法都市ですが、セントミラよりも、けだるく怪しい感じを表現しました。
セントミラのわかりやすい「魔法都市」感とは違って、ヴァルアロスは抽象的な感じや透明感をイメージしています。
24 水深く眠る
(水の神殿 内部)
ぼんやりしたメロディは、フィーチャーフォンの機能的に音が聴き取りにくい部分がありますので普通は避けるんですが、水のイメージを表現したかったので、あえて挑戦してみました。
この曲を「寝る前に聴いている」と、ユーザーの方から反応があったことは、本当にうれしかったですね。
25 グランヴァイス
(ボス戦闘4)
キーワードは「画面外にはみ出すほどの巨大なボス」。とにかくこのイメージ一つで作りました。
第4の汎用ボス曲を想定していましたが、結果的にグランヴァイス専用曲になりました。グランヴァイスは、絵の大きさもサウンドも、どちらも別格ですね(笑)
26 地上の空
(エルディア空域)
エルディアの空は画面の色が暗めなんですが、復興が進むエルディアの空を楽しく飛んでいるイメージで、あえて軽さを出しています。
フライハイトクラウディア3終盤で、エルディアは復興の兆しを見せ始めます。フライハイトフロンティアでも継続して復興しているんですよ。
27 Defeat the outsiders
(エルディア空域 戦闘)
フライハイトフロンティアの戦闘曲の中で、一番新しい曲です。
とにかくイケイケでかっこいい曲、スピード感のあるバトル曲、という意識で作りました。
28 絆
(イベント戦闘)
カイゼルシュルト城同様、クラウディアシリーズの代表曲です。原曲の構成を変更して編曲し、作成しました。
バルディア大戦の最後、キャラクターが一同に会したシーンで使用されましたが、初期のころから企画よりオーダーがあった一曲でした。
29 妖天の煌き
(狭間の迷宮)
フロンティアのダンジョン曲です。星空の神秘や未知の世界への恐怖を表現しています。この曲には別のイントロが付いていたのですが、その部分はラグランジュ登場時のイベントに採用されたため、イントロはなくなりました。
30 ラグランジュ
(ボス戦闘 ラグランジュ1)
ラグランジュはバトル展開で2段階変化するため、BGMも2曲に分けて浅野、山下でそれぞれ1曲ずつ作曲しました。
カオスなイメージで浅野が、剣戟のイメージで山下が作曲したんですが、変化前と変化後のどちらに割り振るか非常に悩みました。
31 廻る世界
(エンディング)
前半はタイトル「遥かなるフロンティア」を、後半はオープニング「Welcome the newcomer!」をモチーフにしており、浅野、山下の合作です。
エンディング曲に物語の始まりの曲を使用することで、時間や場所を廻る、終わらない世界という両方の意味を持たせました。
【作・編曲】
- 浅野 諭 (Tr02~04,06~08,10,12~16,19~21,24,27,31)
- 山下 祐佳 (Tr01,05,11,17~18,22~23,25~26,29~31)
- 橋本 彦士 (Tr09,28) ※編曲 浅野 諭
楽曲タイトルからコメントを探せます。
※04 エンカウントはジングルのためライナーノーツを収録しておりません。
描き下ろしジャケットイラストを待受画像にしちゃいました!